初心者からプロまで。人体デッサン最高の技法書

photo credit: Agathe' via photopin cc

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有史以前から現在に至るまで、絵画の主役は人物でした。

趣味でイラストを描いている人にとっても、人物は最も魅力的で、しかしながら最も難解な題材の一つです。

その複雑な構造を攻略する為の技法書が巷には溢れていますが、数が多過ぎてどれを買えばいいの?と思ったことはありませんか?

今回は最高の人体デッサンの技法書を紹介いたします。

やさしい人物画:A・ルーミス

人体デッサンの技法書で、アンドリュー・ルーミスのやさしい人物画
に並ぶ物は無いと思っています。

 美術の教科書のような丁寧な構成

人体デッサンの技法書はかくあるべき、という手本を示すような、美術の教科書として使っても遜色の無い丁寧な作りです。

人体の構造を骨や筋肉レベルまで分解して解説、筋肉の名前を全て覚えるまで次に進んではいけないという文まであり、基礎を積み上げる重要性をこれでもかと説いています。

デッサンの基本である光と影、人体はどう動くのか、どの角度からはどう見えるのか、この一冊で人体構造を完全にマスターできる構成になっています。

「やさしい」とは「簡単」という意味ではない

「やさしい人物画」というタイトルから誰でも簡単に人物画が描ける、というイメージをしてしまいがちですが、この本の内容は決して簡単ではありません。

むしろ骨格や筋肉を正確に把握することに重点を置いているので、確実に技術のベースになる内容であって、パッと見の見栄えが良くなる近道が載っている本ではありません。

しかしながら正確なパーツから積み上げていく学習法は、小手先のテクニックではなく、決して崩れないデッサンという何事にも代え難い資産を確実に与えてくれます。

まとめ

人体の描き方で悩んでいる方、確実な練習法が知りたい方、完璧な資料が欲しい方にとってはこれ以上は無いと言える技法書なのではないでしょうか。

ファインアート寄りの絵柄でも、デフォルメの効いたイラストでも、人物画を描くなら本棚に並べておいて決して損は無い一冊です。

      2016/04/14

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