知識ゼロの初心者でも15分で作曲ができる唯一のソフトGarageband
Macを使っている皆さん、Garageband使ってますか?
「あ〜、そんなのも入ってたけど触ったことないな・・・」
「素人だし、難しそうだし、作曲なんて無理・・・」
という方が多いのではないのでしょうか。
しかし、無料で付いてきたソフトだからと言って侮ってはいけません。
Garagebandはプロの作曲家も使用する、超本格的な作曲ソフトなのです。
しかも操作はシンプルで直感的、知識ゼロの素人でも短い曲なら15分程度で曲が作れてしまうのです!
そもそもGaregebandってどんなソフト?
GaragebandはAppleの提供する本格的DAWソフトウェアです。DAWとはDigital Audio Workstationの略で、つまりパソコン上で作曲したり編曲する為のソフトウェアのことですね。
通常DAWは数万円から数十万円(!)もするソフトウェアなのですが、GaragebandはMacユーザなら何と無料で使用できます。Garagebandの上位互換ソフトウェアにLogic Pro Xというものがあるのですが、こちらは有料で、より高機能を求めるプロ用ソフトウェアです。むしろGaragebandがLogicの下位互換と言うべきかな?
Macを買ったら一緒に付いてくるので名前とアイコンだけなら知ってる、という方も多いのではないのでしょうか。
Garagebandで作曲を始めよう
それでは早速始めてみましょう。音楽の知識がゼロでも大丈夫。楽譜が読めなくったって何も問題ありません!
「アプリケーションフォルダ」から「Garageband」をクリックして起動させてみましょう。すると最初にこんな画面が出てきます。
まっさらな状態から作るので、左側の「新規プロジェクト」そして右のスペースに並んだアイコンから「空のプロジェクト」を選択しましょう。
Apple Loopを使って簡単作曲
Garagebandの画面はこんな感じです。右上のジェットコースターのループみたいなアイコンをクリックすると、右側に「ループ」というメニューが現れます。
ループのメニューでは1000以上の「Apple Loop」を自由に組み合わせて使うことができます。Apple Loopとはドラムパターンやギターリフのような既に作られた短いフレーズのことです。
まずは適当に選んで、画面中央にドラッグ&ドロップ。そして画面上部の再生ボタンを押してみましょう。
・・・おお!それっぽい音が流れる!
クオリティの高い素材ばかりなので、適当に組み合わせても手の込んだ曲みたいに聴こえてしまいます。
音楽には組み合わせると不快な音になる不協和音というものがあるのですが、ループのメニューでは不協和音にならない音だけが自動で表示されるので安心です。
このApple Loopを組み合わせれば知識ゼロの初心者でもクリック数回で曲が作れてしまいます。
iTunesに曲を書き出す
iTunesで聴く用にmp3やAACでエクスポートするのも簡単です。
メニューバーの「共有」から「iTunesに曲を送信」をクリックしましょう。
「アーティスト名」「アルバム名」などを入力して「共有」のボタンを押せば完了!Garagebandが自動的に曲をiTunesに登録してくれます。あとは再生したりiPodに入れて外で聴いたり、普通の曲と同じように扱えます。
ここまで15分
Apple Loopを聴くのにハマって片っ端からクリックしてる!という方以外ならば、ここまでの作業を完了させるのに15分もかからないのではないでしょうか。
勿論今回紹介したのは一番簡単な方法ですが、それでもこんな短時間で作曲ができてしまうのは驚きです。
おわりに

photo credit: sergio_leenen via photopin cc
今回紹介したGaragebandの使い方は膨大な作曲方法のほんの一部で、勿論もっと本格的に作曲をするならば相応の知識は必要になります。Apple Loopを組み合わせることを「作曲」と呼んでいいのか、という議論も一部で巻き起こっています。
しかし、音楽の知識が無い初心者でもこんなに簡単に形のある曲が作れるのって、割と凄いことなのではないのでしょうか。少なくとも僕は最初に触ったときは感動しました。
Garagebandをきっかけにして音楽の世界にのめり込んでいくこともできますし、趣味を広げるには最高の入口だと思います。
Macを使っているけどGaragebandを触ったことがない、という人は是非とも15分だけかけて、iTunesに並ぶコレクションにあなた名義の曲を追加してみてはいかがでしょうか。
2016/04/14